lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

ミス日本に対する、個人的違和感の考察

 

先日、このような話がネットニュースになっていた。

 

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ウクライナ出身の方がミス日本グランプリになったというもの。個人的には、「まぁ日本国籍ならいいんやない?おめでとうございます」という感情と共に「でもウクライナアイデンティティがある人がグランプリか〜」と違和感を覚えた。

 

この違和感。なぜそう思うのか……と言われると「日本人じゃないじゃん」という回答になると思うのだが「でも日本国籍ならよい」と思っている時点で矛盾が生じている。バックボーンが日本ではないからという意見も、相撲の朝青龍WBCのヌードバーには特に違和感がない。うーん、じゃあバックボーンが原因ではない?

 

なんか違和感があるけど……それが何なのか。自分なりに少し考えてみた。

 

1,本人のバックボーンを知らないことによるもの

ヌードバーや朝青龍には明確な実力というものがある。しかしミスコンなどでは客観的にそれを感じ取る要素が少ない。

彼女に明確な実力があると分かるようなバックボーンを知らないことから来る違和感なのではないか、と思った。

 

なので彼女について少し調べた。5歳から日本に来て、自意識としては完全に日本人。日本人として認められるよう頑張ってきた。

うむうむ、素晴らしい人である。その努力が報われた今回の受賞はさぞ嬉しかっただろう。心の底から「よかったやん!おめでとう」となる。

 

しかし、それはそれとして違和感は残ったままだ。つまりもし彼女が友人だったとしても、「頑張れ」と声援を送り、受賞を喜びつつもミス日本に違和感を覚えるだろう。

 

2,判定基準が見た目によるもの

ミスコンの詳しい判定基準は知らないが、素人の僕からしたら判定基準は「見た目」が多くの部分を占めるだろう。その見た目に違和感を覚えたのではないか、と。例えば外国籍の人が受賞しても、その人の顔が俗に言う日本人顔だったら違和感ないのではないか、と。

 

ーーちょっと想像してみる。……ないわ。違和感ないわ。別に日本人顔として美人なら国籍どこでも違和感ないわ。

つまり違和感の原因は「僕の中にある日本人顔のステレオタイプ」である。

ちょっと他の例で考えて見る。うーん、東北とか?ミス東北でめっちゃ沖縄顔の人がグランプリになったとしよう。僕は例え生まれが東北であったとしても違和感を覚えただろう。うん、そうだと思う。

同様にミスヨーロッパで日本人が受賞したとしよう。やっぱこれも違和感ある。おーおめでとーとは思うけど、「なんか違くね?」とも思う。

 

もう一押し。ミス東大で考えてみよう。例えどこの人が受賞したとしても違和感ないだろう。でも一時的に交換留学生とかで来てる人が受賞したらどうだろうか?うーん、違和感ある。「交換留学生でも東大生だろ!」って言われたらそりゃそうなんだけど、その人が東大の顔ですよって言われると「違うな?」ってなる。

……ん-いや、これはちょっと違う例かも。でも感じてる違和感としては同じようなものかな?

 

つまり僕のイメージするミス日本との乖離が大きいから違和感を覚えたわけだ。素人目に判定基準になるであろう要素が考慮されているように感じられなかったからこその違和感。国籍の問題ではない。つまりアイデンティティが理由ではなく、シンプル見た目である。個人的偏見である。

 

外国人だからではなく、日本人っぽい見た目じゃないから。日本人っぽい見た目じゃないと、日本人として認めないとは言っていないので、そこは勘違いしないでほしい。……理由がはっきりしてスッキリ。ま、それはそれとして受賞おめでとうございます