「東京の料理と言えば?」
と聞かれて僕がまず出すのはもんじゃ焼きである。正直別に好きなわけではないし、過去に食べた記憶もないので感慨もない料理なんだけど、東京と言えば……というイメージがある。
まぁ東京というより月島のイメージがそれなのかな。でも東京ってそれ以外特に料理なくね?郷土料理的なものも全然知らないんだけど……
そんなことは置いといて、その噂の月島のもんじゃ焼きを食べてきた。月島のもんじゃストリートなるところにある「おしお」というお店だ。お店に来るまでに街並みを見ながらだったんだけど、もんじゃ焼きのお店ばっかりだった。僕のこれまでのイメージはあながち間違っていなかった、ということだろう。
店内に貼られたポスターには「祝35周年!」と書かれていた。もしやもんじゃ焼きって歴史的にはそんなに長くないのだろうか?結構最近できた料理?二郎系位の歴史?
その日は朝雪が降っていたくらい寒い日だったんだけど、店内は暖かかった。いや、むしろ熱い。各テーブルの鉄板から発される熱で室温はかなり高くなっていたと思う。これ夏とか暑すぎてご飯どころじゃないんじゃない?
テーブルの真ん中にはクソデカ鉄板。座る前から熱を放っている。もう準備万端ということか。今回はコースで頼んでいるらしい。予約したの上司なのでよく分からない。
お通しに枝豆とサラダ。あと焼き物。この辺はシンプルに素材の味が楽しめるやつだ。おいしい。
そしてついに本命のもんじゃ。今回食べたのは牛すじカレー、海鮮スペシャル、明太もちチーズの3種だ。
こちらが牛すじカレー。く、黒い……ちなみにカレーの匂いもすごい。でもやっぱカレーは美味しいわ。おいしい。
「もんじゃって普通はこんな感じじゃないからね」と上司が言っていた。うん、確かに初めてのもんじゃには適してなさそう。美味しいんだけどね。
次は海鮮スペシャル。これ写真撮り忘れた。でもすごく美味しかった。上司も「これが定番のもんじゃ焼きかな」と太鼓判。個人的にタコの歯ごたえがいいアクセントになっていてよかった。
最後に明太もちチーズ。これ1番人気なんだって。
初めて僕が作成を担当。まずは具だけ入れて、ヘラ的なやつでぐしゃぐしゃに。そんで土手を作り、真ん中に汁を投入。
こんな感じになる。汁全部入れて、ある程度蒸発してきたらかき混ぜて食べる。
かき混ぜたんがこれ。……うん、何とは言わないけど……あれだよね。食欲をそそるいい香りがなかったら食べる気が起こらないね。
見た目はアレだが味はヨシ。おいしい。1番人気だけあるね。もちがいいアクセントになっている。
この後には〆の焼きそばとデザートのあんこ焼き。写真はない。
どっちも美味しかったんだけどねぇ……もうお腹いっぱいでねぇ。食べるのがちょっとキツかった。
ーーご馳走様でした。うん、見た目はアレだが美味しかった。お好み焼きと似たようなモンと思ってたけど全然違うね。面白い食べ物だなぁと思ったので、地元の友達とか来たら連れて行ってみることにする。