lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

薬屋のひとりごとの「壬氏様」がじわじわ好きになる

僕はアニメはまとめて見る派である。なのでだいたい放送が終わる頃に見始めて、終わった頃に全部観終わる。リアルタイムで追ったりするのは、せいぜいニコニコでコメ付きで見たい時くらいだ。

 

そんな訳で最近になって見始めたアニメがある。「薬屋のひとりごと」だ。古代中国風ファンタジー作品であり、後宮で薬屋さんの主人公が謎解きやらなんやらで活躍するお話である。

 

あの有名なシーンをご存知だろうか?主人公が毒味役やってて、すごい官能的な食べ方した後に「これ、毒です」っていうやつ。

ネットの広告でよく見たシーンである。あのシーン見たいがために視聴することにした。ちなみに例のシーンは6話である。

 

それ目的で見始めたのだが、回を追うごとに別の目的で見るようになり始めた。それは「壬氏様」だ。コレでじんしと読む。1話から登場する高級役人の宦官でものっそい美形。本人もそれを自覚していて余すことなく活用している、典型的なイケメンキャラである。

だがその甘いマスクは主人公には効かず、冷たい態度を取られるのが良い……ってなってるちょっと残念な人でもある。度々話に絡んできて、ちょっかいを出したり命令したりする話の起点作りにもってこいの人物だ。

 

正直最初は「いけ好かないやつだな……」と思いながら見ていたが、回を追うごとに子供っぽい性格が見え隠れしたり、主人公に対する感情の変化が見て取れて、いいキャラになってくる。その様がほんと良くて……僕は壬氏様の虜になってしまった。

壬氏様可愛すぎる……!もっと猫猫(主人公)と絡め……!お前らの絶妙に噛み合わないコミュニケーションが見てて1番楽しいよ。謎解きよりそっち見たいまであるよ!

 

ーーと、最初のイメージとは一転していけ好かないイケメンキャラに魅せられてしまったのである。

今14話まで見終わったのだけど、今じゃ壬氏様目的で見てるまである。もう僕、壬氏様実は宦官じゃなくって、ラブコメ展開になっても許せるよ。むしろそうなってくれ。頼む、必要だろ。

 

ここまで訥々と壬氏様の魅力を語ってきた訳だが、このアニメはもちろんそれだけでは無い。後宮のいざこざを薬屋の視点から調べ、謎解きしていくような面白さがある。

例えば蜂蜜が出た時は、それが乳幼児には劇薬になる、という知識が謎解きの鍵になっていた。僕はそれを知っていたので、まぁ真相はそのへんなんだろうな……と予想つけながら見てた。

でも謎解きの真相としてはそこにもう一捻りあって、知ってるだけじゃ行き着かないくらいの絶妙なラインだった。そんな感じで6割くらい推理ができる謎解きが自分にはちょうどよく楽しめるライン。ここも面白さのひとつである。

 

そんなふうな魅力もあるが、やはり壬氏様。13話まで一旦見て欲しい。そしたら壬氏様好きになっちゃうから。