最近よく読んでいる漫画がある。嘘喰いだ。なんかね……Youtubeで解説チャンネルの動画が流れてきたんよね。僕仕事中のBGMにYoutubeの動画流し聞きしているのだけど、自動再生だからさ。興味ないものでも流れてくるのよ。それで解説動画が流れてきたわけ。
そこで「へぇー面白そうじゃん」と思った僕は読んでみることにした。今はいい時代だよね。1巻分くらいならなんかしらのアプリで無料で読める。
ヤングジャンプのアプリで確認したら3巻分無料で読めた。ほおほお3巻分。いいじゃないか、ということで読み進める。
―――――あのさぁ、バカ面白くないか?
最初の方はもちろんなんとも言えんのだけど、最初に魅せられたのは廃ビルでのギャンブル。主人公の貘さんがね、力はないのに暴力を制していく様。下手に力で制する漫画より何倍も面白いわ。カリ梅齧って「あんた、嘘つきだね」のセリフに痺れた。あいやぁ、これは面白いわ。トリックが陳腐な「あーそ」って感じじゃなくて納得感あるのも良い。ちゃんと丁寧に前仕掛けや伏線が張られているからその場しのぎって感じしないのよね。ここまでのレベルで納得感ある漫画中々ないよ。シンプルにどっちが勝つかわからない緊張感あるし。
そのあとは貘さんに流れでついてくるようになった梶君のギャンブル。貘さんのものに比べてわかりやすいけど、それでも納得感がある。ジュースカードのネタは知らなかったけど、それでこれまでの描写になるほどね!ってなるから違和感ないのよな。見せ方うめぇ。
ちなみに無料で読めるのは梶君のギャンブル途中までだったので課金してしまった。全巻49巻あるので全部買うのはアレだが……数巻分くらいね。
そんで次の章で、僕の中で不動の面白い漫画になった。ギャンブルの内容はシンプルなババ抜き。でも負けた方は首つり刑に処されるハングマンというルールだ。相手は狂気のテロリスト、佐田国。
この勝負、何が起こっているかわからないままに貘さんは追い詰められていく。相手のやっていることはマジでわからないし、これどうしようもなくない……と絶望感がすごいのだけど……そこで貘さんがカリ梅を齧る。
あ、これは勝てるやつだろ!確定演出だろ!ってテンション上がったよね!
そしてここから怒涛の反撃。貘さんがこれまでとは逆にどんどん追い詰めていく。そして……
――このシーンですよ。
いやぁ……このですよ。マジのピーク。ここから勝ってしまうわけですよ。そんでいろいろごたごたがあった後にネタばらし。描写的に「もしかして佐田国、目が見えないんじゃね」とはこのシーンの前で思ったんだけど、でもネタは全然わからなかった。いやぁ、面白い。これはいい漫画に出会った。
ちなみに夜更かしして読んでいたのだけど、この章読み終わるころにはもう朝になっていた……この後仕事なのに……
まぁ、これからのんびり読み進めようと思います。これがまだ40巻分以上あるの楽しみすぎでしょ。