lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

3割引のクソデカカツ

今日は久しぶりに出社の日だった。僕は普段在学勤務で月2くらいで出社している。家賃が安いという理由でオフィスから遠い場所に住んでいる僕にとっては、出社はかなり嫌なイベントである。

 

そんな出社の日に自炊する元気はない。故に晩御飯は出社の度に外食である。普段ならラーメンでも食べようかとなるところだけど、うーん……今日は塩分を摂りたい気分じゃないな……どちらかと言えば脂っこいものが食べたい。うん、揚げ物とかの気分。帰りすがら、Googleマップで検索してみると、チェーン店のトンカツ屋さんを発見。名前なんてったっけなぁ……松屋みたいな語感だった。

 

ここが驚く程に安くて、ヒレカツ定食が590円。あんまりにも安い。しかもご飯大盛りタダ。これは金欠人間にはかなり嬉しいチェーン店なのではなかろうか。牛丼屋さんだけだった格安チェーンの卓が広がった気がする。

セルフサービスのお茶を飲みながら待っていると、5分くらいで定食到着。

 

初見でまず僕が思ったのは「なんかカツ小さくね?」だった。思ったより小さい。手のひらよりちょいデカいくらい?いや、安いんだし文句行くほどではないのだけど、僕の中でのカツのイメージとの乖離が凄い。

 

思い出すのは……あれだ。学生の頃、近くのメガドンキに通って買っていたお惣菜のカツ。マジでデカくて、中くらいサイズのピザくらいデカかった。しかもそれで定価で450円とかだったっけ……?500円はしなかったと思う。

夜7時頃が割引シールの貼られるタイミングだから、その時間帯に行くことが多かったのだけど、行ったら既に売り切れていることもしょっちゅう。あったらラッキー!って感じだった。ファミリーサイズだろ……って大きさのカツを米と一緒に食らった。貧乏だった大学生活の中では、あれはご馳走だった。

 

--恐らく1番食べていたカツがあれのせいだろう。目の前にあるカツがあんまりにも小さく見えてしまう。多分一般的にはそこまで小さくもない。僕のイメージがデカすぎだだけだ。

 

590円のカツはもちろん美味しかった。揚げたてサクサクで、安定した美味しさだ。

でも、僕の思考は過去のクソデカカツに奪われていた。あれ、美味かったよな。暫く置かれてたからシナシナなんだけど、肉も安っぽいんだけど、それでも美味しかったんだよ。口が覚えた馴染む味とでも言うのだろうか……安定的に美味しいカツよりも、僕の中ではそれの方が美味しかったと覚えている。

 

……いや、思い出補正とかもあるとは思うんだけどね。それでも、いや食べたいな……と思うのはあの3割引のクソデカカツだった。