さて、今週の渋谷ラーメン探訪。
前回は塩ラーメンだったし、今回は醤油かな〜なんて思いながら散策。仕事終わり、週末の渋谷は人の欲望で充ちている。美味しそうな店もいっぱいだ。
どこに行くかと迷いつつ歩いていると、ポツポツと水の感触を頭に感じた。周囲には傘を差す人も……いきなりの雨だ。
この雨を凌ぐためにもさっさと入るラーメン屋さんを決めてしまいたい。周囲を見回していちばん近くにあったラーメン屋さんに駆け込んだ。
そのラーメン屋さんがこちらの「たちひら」。豚骨塩ラーメンという単語が中々魅力的で興味をそそられていたラーメン屋だ。
こうやって駆け込んだのもなにかの偶然。本日のラーメンはここで決定!
外に券売機があって、そこでメニューを選ぶ方式。うーん、ここは悩むけど……正解はだいたい一番おすすめなんですよね。特に店名入っているのとか間違いない。ということで僕が選ぶのは「たちひららーめん」豚骨塩ラーメンがどういうものか楽しみだ。
店内はカウンターが8席くらい。やはり渋谷だと狭いお店が多いよね。ま、狭さは味には関係しないからなんでもいいんですけどね。
ラーメンはこちら。ネギ山盛りのすごいラーメンである。塩豚骨……一体どんなものになるのか?では、いただきます。まずはスープから1口。
ん〜……乳化塩ラーメン。そんな存在しない言葉が浮かんだ。豚骨のじっくりとに出されたこってりスープの中に塩のあっさり感。違和感と調和が共存する、ある意味不気味な1杯である。
面白いラーメンだなという印象。では続いて麺を。こちらは細め。関東で豚骨と言うと太麺が多いけど、そこは塩ラーメンの方に寄せたのだろうか?これは僕の好きなタイプ。地元が福岡だからやっぱ細麺の方が好きなんすよねぇ。
全体的にアッサリ目で、どんどんと食べ進めることが出来た。どちらかと言うと渋谷に来る観光客向けの、少し意外性を持たせたようなラーメンかなという印象。
あとはお酒の〆とかで食べるとめちゃくちゃ美味しくなるラーメンだと思う。渋谷という町には合ってるラーメンだよね。
……これはねぇ、お酒飲んだ後に来るのが正解のラーメンでした。いきなり来ると、シンプルさと異色さの違和感の方が強い。美味しいんだけど、酒入れるとその違和感が消えて、美味しいところが強調されると思うんよな。そういうタイプの違和感。今後渋谷で飲む時は〆に食べに来ようと思う。