先日、新横浜のラーメン博物館の半年パスを購入したので、早速食べに行ってみた。
さて、なんのラーメン食べに行こかな?なんて思いながら物色。するとどうやら期間限定のラーメン屋さんが出店しているらしい。2週間限定だとか。
どんなお店かな?と思いながら覗いてみると「魁龍 博多本店」あっ、魁龍かぁ!!!
福岡空港の近くにある緑色のラーメン屋さんである。小学生の時に1度だけ食べに行ったことがある。
その時の記憶としては、舌にザラザラと残るほどの濃厚豚骨ラーメンという記憶だった。
正直めちゃくちゃ美味しかった記憶は無いのだけど、如何せん小学生の頃。今食べたらかなり違うかもしれない。
……ということで食べてみることにした。
店の前に来ると、臭いと感じる程の豚骨臭。いや、もう獣臭と言っても差し支えないくらい。いい匂いではないね。
僕はここで初めて知ったんだけど、魁龍は久留米ラーメンに分類されるらしい。なるほど、久留米ラーメンならこの臭いも納得だ。
恐らく最も有名な久留米ラーメンである「大砲ラーメン」も似たような臭いがするので、もう特徴みたいな感じだろう。
ここで博多ラーメンと久留米ラーメンの違いを簡単に説明しておく。
同じ福岡のラーメンではあるのだけど、久留米ラーメンの方が濃い豚骨。サクッと食べられるのは博多。豚骨の深みを楽しみたいなら久留米、みたいな。まぁ、似てるけど違うラーメンなのだ。
福岡の天神が豚骨臭いという話を聞いたことあるけど、あれの主成分は久留米ラーメン。あそこマジで臭いすごいからね。ラーメンは美味しいけど。
--とりあえず普通のラーメンを注文。1杯1100円。うわぁ……出張出店だとしても高ぇ……
麺の硬さ。ここは「ずんだれ」と言うので固定らしい。博多では珍しく柔らかめの麺だそうだ。
こちらがラーメン。どシンプルである。
では、いただきます!まずはスープから1口。
うおっ……濃い!舌がざらつくほどのスープ。濃厚すぎる豚骨が舌を刺激する。今なら分かるが正しく久留米ラーメンのスープである。……いや、にしてもかなり濃いけど。
次は麺。さて、ずんだれとはどんなものか……。
あー、確かに口に入れた瞬間は柔らかい。麺の硬さで言うならばやわめである。
しかし噛んでみると、そこにはしっかりとしたコシがある。外側はやわめなのに芯は固めみたいな……そんな不思議食感。細麺でこれを実現するのは素直にすごいと思う。
あっという間に完食。普段なら最後にスープを少し飲むんだけど……満腹になると店内の臭いがかなりキツイ。僕はそうそうに出ることにした。ご馳走様でした。
ラーメン自体はちゃんと美味しい。人を選ぶレベルの濃さだと思うけど、間違いなくまずいラーメンではない。店の臭いが凄まじいのでそれで毛嫌いする人もいるかもしれないけど、1度は食べてみるといいかもしれない。
まぁ〜二郎系よりは食べやすいと思うよ。