こんちゃー、ロタールです。
今日は2019年初版の
「古賀純一郎著 すべてを疑え! フェイクニュース時代を生き抜く技術」
を読んだのでそれについて。
一般的大学生が読んだ感想です。
今の世界は正しくない情報で満ちている
この本の大筋は
の大きく3つに分かれています。
まずこの「事例の紹介」。
あー、そんな偽ニュースあったなー
えっ!あれ嘘やったん?
みたいな情報が沢山ありました。
これだけでも驚かされることばかり。
「フェイクニュースは民主主義を脅かす!」
という筆者の考えにも納得するような事象ばかり。
実はロシアが情報操作を〜
みたいな話は「ほんとかよー」って思いましたが、調べたら根拠となる情報がありました。
それもほんとかわからんけど、一定の信頼性はありそう……
陰謀論として聞き流していましたが、ほんとにあるんですね……
疑わずにネット情報を信じてしまうメカニズム
本書では、フェイクニュースを信じてしまうメカニズムについても説明してくれています。
軽く説明しますと、インターネットには好みの情報ばかりが出てくるようになる「アルゴリズム」が存在するそう。
それで好みの情報ばかり見ていると、偏った情報ばかり受け取るようになる。つまり自分に合った情報ばかり流れてくるようになるんですね。
そしてそこにフェイクニュースも流れてきます。
人の心理的効果として「ポスト・トゥルース」という、正しいことよりも個人の主義、信念にあっていることの方が重要とするものがあります。
これは、間違っているかもしれない情報でも、自分にとって都合のいい情報なら無意識に信じてしまうということ。
つまり、フェイクニュースを信じてしまうのはネットの仕組みと人の心理的効果のかけあわせ。
なるほど、だから知らない間に間違った情報を信じてしまうわけか。
フェイクニュースに振り回されないためには
最後には、フェイクニュースに振り回されないためにはどうすればいいか、も教えてくれています。
ずばり、「疑わしい情報はホントかどうか確認する」
これだけです笑
ただ大事なのは、疑うことができるかどうか。
有名な人が言っていたりすると、つい無意識に信じてしまいます。
ですが、誰が言っているかは情報の正しさとは関係ないのです。
本書では、どういう情報を疑うべきか、正しい情報か確認する方法も書かれています。
--これまで何となく感じていたメディアへの不信感がはっきり言葉になったような1冊です。
フェイクニュースに振り回されたくない人は一度目を通しておくといいですね。
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