「私っていらない子?」
まー、SNSが発達してお気持ちが飛び交う今の時代なら、誰もが一度は聞いたことがあるセリフだろう。
無論僕も聞いたことある。言ったことはないけど。
このセリフには、誰かから必要とされたい、という承認欲求があるんだけど……このセリフ言う人(以下、いらない子)ってだいたい負のループにいるんだろうな、なんて思う。
相当なチクチク言葉だけど、観測範囲だけで言うならその割合高いんだよね……
このセリフで求めている必要とされるは、精神的な話のことが多い。「あなたがいないと仕事が回らないの!」って感じのセリフは求められていない。
こういうセリフを見た時の模範解答は「そんなことないよ」「私にはあなたがいないと」みたいなやつだと思う。
まぁ、人間関係できてきた最初はそうやって言ってくれる人いると思うよ。人間関係って1回変な方向行くと面倒だからね。それを避けるためという理由が9割で優しい声をかけてくれると思う。
特にある程度のコミュニティができていれば尚更。いらない子が喚くことでコミュニティの空気悪くなるからね。宥めない訳にはいかない。
暫くはいらない子のセリフに周りも付き合ってくれると思うよ。でも大抵の人間には限度がある。そういう人って、どんなに言葉で言っても安心しないから、同じようなことを繰り返しがちなんだよね。
一度は「必要だよ」と言われて承認欲求が満たされたとしても、
「前は私の事必要って言ってくれたけど、あれって本当かな?もしかしたらその場しのぎの嘘なんじゃない?」
なんて思い始める。
そしてまたいらない子ムーブをする。んで生優しい言葉をもらって承認欲求を満たす。
でも何回も繰り返していたら……あぁまたかと思われて雑な対応になってくる。
そうなるといらない子は承認欲求を満たされず、「みんな私の事なんてどうでもいいんだ!」なんて全方位チクチク言葉を吐き散らしてコミュニティを去ってく。
そんで、また誰も私の事必要としてくれなかった……なんて自己中に思うわけである。
これを他のところに行っても繰り返す。
相手だけ変えて、何度でも承認欲求を満たす。そんで愛想つかされて、別の場所へ。
負のループ、である。
この解決方法は主に2つ。
- それでも受け入れてくれる第三者が現れる
- 自分で気づいて改善していく
1つ目は、まぁシンデレラみたいなもので。ほとんどの場合SNSの先の御伽噺である。実際にいらない子にそれが降りかかることはそうそうない。
ので、現実的な解決方法は2つ目になるのだけど……それに気づくのは自省の心が必要なので、自分を可哀想と思ってコミュニティを転々とする人に、自らそれに気づくことを期待するのは酷というものだろう。
つまり簡単には抜けられない負のループだ。
--なので僕はSNSでそういう人を見た時に「可哀想だな」なんて思ってしまう。でも結局何もしない、何も言わない。だってその人は僕にとっていらない子だからね。