友達と「もつ鍋食べたいなぁー」って話になった。話になったので行くことにした。仕事終わりの時間帯に有楽町の「やまや」へ。
もつ鍋は僕の実家のある福岡の郷土料理だ。牛や豚の内臓をメインとした鍋だ。地元では定期的に食べていたし、福岡に遊びにきた人が居たらラーメンと同じように連れていくご飯である。
やまや、というのも福岡、博多のお店である。メインの商品は辛子明太子。福岡ではもつ鍋というよりは明太子のお店というイメージだ。関東では博多のご飯屋さんという看板でやっているらしい。うおー、地元の味山盛りやんけ。テンションあがるなぁ。
もつ鍋を人数分とサイドメニューをいくつか注文。飲み物は柚子のサワーで乾杯。
お通しできたのは大根おろしの上にいわし明太っぽいのが載ったやつ。普通に美味しい。大根おろしが辛くない。
サイドメニューその1。ゴマサバ。
上京してから知ったことだけど、ゴマだれってこっちにないんだよね。僕は福岡出るまでこれはどこにでもあると思ってた。サバの臭みも感じなくなるから美味しい食べ方である。……っていうかこの鯖、脂乗ってんなぁ!
サイドメニューその2。ポテトサラダ。……ポテトサラダ?イタリアンのなんかすごい名前の奴なんじゃないの?赤いやつは明太。さすが「やまや」。どこにでも明太子がいるな。
見た目に引っ張られているのか、なんかカマンベールっぽい味に感じた。美味しかったけど……地元感はないな……うん。
そして本命のもつ鍋。大きなサイズのもつがゴロゴロ入っている。ニラとニンニク、醤油ベースのスープの香り。おー、地元思い出すね。まぁもつ鍋にしてはちょっと上品な気がするけど。
ちなみに手前の薄切りの茶色のやつはごぼうである。見た目鰹節だけど、味はごぼうだった。友人は食べた後でさえ鰹節だと思っていたらしい。
唐辛子の程よく効いた鍋にほんのりあごだしな風味。よく火の通ったもつはビッグサイズで食べ応え抜群である。
ちょっと足りないので追いモツ。そして〆のちゃんぽん麺。〆はやっぱり麺だよなぁ。雑炊?知らんなぁ。
食材の旨みが染み出したスープでいただく〆はそりゃもう絶品。あんまり茹ですぎるとふにゃふにゃで食べ応えなくなるので、少し芯が残ってるくらいで食べるのが個人的にはおすすめ。
確かもつ鍋食べてる時に地元を思い出して、地元エピソードトークを5つくらい話した。出過ぎである。未練たらたらか。
とても美味しかったのだけど、地元を思い出して「久々帰りたいなぁ」という気持ちが強くなってしまった。あ〜地元の行きつけだったラーメン屋さんに行きてぇよぉ〜。