自分のブログがどういうワードの検索結果に出てくるのかを調べるツールがある。僕はたまにぼんやりとこれを眺めるのだけど、「ヨルシカ 隠れた名曲」という検索ワードの最上位に自分のブログの記事が出ていることに気づいた。
確か「昼鳶」という曲を紹介している記事だったはず。あれが検索最上位?もっといいのあるだろ?と思って実際に検索してみて納得。
自分のブログ以外、紹介しているのはだいたい有名な曲ばかりだったのである!!!せいぜい「八月、某、月灯り」くらいかな?Youtubeで公式がPV出してるのは有名曲だろ!!!
――と、検索結果にすごく不満があったので実際に隠れた名曲を紹介する記事を書くことにした。半年後くらいには検索上位になってるだろ。
昼鳶
この曲、僕が一番好きな曲です。ヨルシカの3rdアルバム「盗作」に収録されている楽曲。詳しくは1つすでに記事があるからそっち見てほしい。
僕の一番好きな曲。
八月、某、月灯り
1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている楽曲。ギターがかっこいいのよ。
そんでアルバムタイトルからわかる通り、全体的に自己批判強めな曲が多いのだけど、この曲はその代表のよう。
人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った
このフレーズとかその極みだと思う。でもロックな音楽は相反して爽快で……対極の音楽と詩が交じり合う心地よい曲だ。これを隠れた名曲選手権の最優秀賞に挙げていた坊主は素晴らしいと思う。
五月は花緑青の窓辺から
同じく1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている楽曲。
強い言葉で語る別れの曲、って感じかな。「八月、某、月灯り」と同じように疾走感のあるギター。サビの音程が乱高下しているところが気持ちいいんだ。
あとは、ヨルシカといえば「夏」という人が多いかもしれないけど、夏の中でも涼しげな初夏を歌っているのも特徴。梅雨に入る前の湿度のある晴れの日のような雰囲気。
逆に同アルバムの楽曲である「六月は雨上がりの街を書く」は落ち着いたじとじとした雨の雰囲気。このあたりの聞き比べも楽しいので是非。
カトレア
1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」に収録されている楽曲。
不鮮明で不透明な都会でたった1人を想う曲。このアルバムの楽曲は圧倒的な「夏」。なんだけど、各楽曲ごとに異なる夏を表現する。この曲は、曇天の夏……だろうか?そんな感じ。
でも相変わらずギターは爽快。僕はこの詩とメロディが絶妙にちぐはぐなのが好きなんだよねぇ。
雨晴るる
2ndフルアルバム「エルマ」に収録されている楽曲。
この曲はね~最新楽曲である「晴る」と同じように雨後の晴れを体現する曲。テーマとしては共通点が多いはずなのに、そこから構築されるメロディー、与えられる印象が全くの別物。なんと言うのか……より女性的?な気がする。
君のいない夏がまた来る
この詩があらわすように、これもまた夏を歌う曲である。その点でも注目。
パドドゥ
さて、この曲は公式だとマジで聞く方法がほとんどない楽曲である。音楽画集「幻燈」を購入すると聞けるという、マジモンの隠れ名曲である。
さて、幻燈の曲はバラードのようなものが多いのだが、その中でも珍しいサビで盛り上がる曲である。
ただ、その真価はラスサビ前。一旦全ての音楽が止まり、二人きり、無音で踊るかのようなsuisさんの歌声のみが響く。
そっからのラスサビの盛り上がりがもう……マジでよい。
「幻燈」の楽曲はマジで聞く方法がないのがいくつもあるので、ほんまもんのマニアしか知らない曲が多い。パドドゥ、いさな、さよならモルテン等を知っている人はガチファンの可能性が高い。
三月と狼少年
おまけ。
この曲はn-bunaさん作詞作曲ではあるのだけど、厳密にはヨルシカの楽曲ではない。
n-bunaが個人名義で出した、ボカロP時代の「月を歩いている」に収録されている楽曲。
これが「ヨルシカ 隠れた名曲」の検索結果に出ていたので、念のため補足である。
でも僕はマジでこのアルバム好きなんよ。三月と狼少年に関してはすでに紹介記事を書いているので、詳しくはそちらを。
n-bunaさんのボカロP時代の曲もいいものは多いけど、それはヨルシカとはまた別だと思っているのでまた後日。
――本日紹介した楽曲は、パドドゥ以外は各楽曲配信サイトで聞けるはずなので是非聞いてみてほしい。