lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

エンジニアとしてのレベルが上がった気がする

4月になり、僕は社会人2年目になった。エンジニアとして働き始めてもう1年、早いものである。最初は右も左もわからなかった自分が、最近は成長を感じるようになり始めた。特に技術的なところではわかること、書けるものが増えてきて今仕事が楽しくなってきている。

 

簡単にここ数か月の自分の成長を振り返ってみたいと思う。

この数か月でまず挙げられるのは勉強会を主催したことだろう。同僚と2人でクラウドの勉強会を主催した。2か月ほど行って毎回説明のスライドとハンズオンを分担して作成。AWSは資格は取ったので最低限の知識は備わっていると思ったのだが、実際にハンズオンをやってみるとわかること、体感としてもだいぶ変わる。それまでなんとなく理解していた概念を輪郭捉えて扱えるようになった。どこ触っても取り返しのつかないことになりそうから、ここまでは触っていいけどこれ以上は絶対触れちゃダメ!が分かるようになった。

イメージとして、かなり成長した気がする。なんとなくもっていたクラウドに対する難しいを払しょくすることができた。

そのおかげか、別の要因なのかわからないけどそれまで開発、テストしかしていなかったのがリリースの作業も最近任せてもらった。今のプロジェクトがデプロイ等をクラウドで行っているので、勉強会の経験は実になっていると思う。

 

基礎的な開発能力についても上昇したかな、と思う。CSSとかなんとなく苦手意識があったんだけど、ここ数か月でインラインブロックとかわかるようになってきた。プレゼン資料作成しているときに、先輩からの指摘で「ここのmarginTopもう少し持たせた方がいい」と言われてイメージがしやすかったのは脳にCSSがだんだんと染み付いてきているからだろう。

 

開発では主にNext.jsを使用しているのだけど、初めて見る外部ライブラリも公式サイト見ながら使えるようになったり、githubAction用のファイルを見様見真似で編集できるようになったり……できることがじわじわと増えて自信につながっている。

 

これまでNext.jsしか触ったことがなかったのだけど、先日Vue.jsで作成されているサイトを改修することになった。初めて触るフレームワークということでいつもより多めの開発時間をもらったのだけど、それでも不安は残る。

しかし、調べながらであるけれど、きちんと理解して1人日ほど早めて開発を完了できた。同じTypeScriptがベースではあるけれど、別物であるフレームワークを初見で操作することができたのは、かなり自信につながった。

 

こうして改めて見ると、マクロな視点でできることがどんどん増えている気がする。この新しいことができるようになる段階が楽しいんだよね。まだあんまり上流工程に興味がないのでしばらくは開発をバリバリやりたいところ。今までフロントエンドばっかり

だったから、バックエンドももう覚えたいねぇ。

先輩が使っているお客さんの要件が記載されている資料を盗み見ると、技術的に良い練習になりそうな要件がいくつかあった。うーむ、まだまだしばらくは楽しく仕事ができそうだ。この調子でレベル上げていこ。

 

 

旧中川の北欧カフェ【オーテル トウキョウ】

旧中川を川沿いに散策中、なんだかお洒落みのある看板を見つけた。

 

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……カフェ?うん、多分カフェの看板かな。


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ちなみに全貌こんな感じ。左奥にスウェーデンの国旗が映り込んでいる。つまりは川沿いのお洒落北欧カフェということだろうか?

北欧の暗くも落ち着いた雰囲気はこの河川に合っているような気がする。それを狙ってここに出店したのだろうか?

旧中川を川沿いに歩いて少し疲れ始めた頃にこのカフェ……立ち寄らない選択肢はないだろう。一休みするにはあまりにも位置が丁度よすぎる。


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カフェ前には丁寧に作られたチューリップの花壇。色鮮やかで華がある。午後の落ち着いた雰囲気に色を与えてくれる。


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整備された花壇のひと区画に密集する花々。なんだか小学校の花壇を思い出す。綺麗に整備された花壇の象徴が僕にとっては小学校の花壇。チューリップなんて特にそれの最たるもの。だからこそ不意に小学校の記憶を思い出し、地元に思いを馳せる。

 

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奥の橋も相まって人工物の綺麗さって感じがする。綺麗に整備された、人の手が加わった自然と営みを含んでいる。東京の自然らしい写真だな、と個人的にお気に入りの一枚だ。

 

一通り花壇を観覧してからカフェの方へ。店内に灯りがなく、そこから自然に入ってくる光だけで照明が成り立っている。この少し薄暗い感じが北欧のイメージとピッタリである。

コーヒーを飲もうと思っていたが、メニューを見ると謎の北欧ドリンクがいっぱい。ふむふむ、せっかくだしコーヒー以外のものを飲んでみるか。

注文したのは「なんちゃらの森」というドリンク。何の森だったっけ?忘れてしまった。小腹がすいていたのもあって、追加でパンを注文。

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くの字に並べて撮ると映える、と先日カフェで読んだ雑誌に書かれていたので試してみる。どうだろうか……奥行きは出ている気がする。

奥のチューリップは外のものとは違い黄色。

謎ドリンクはシナモンの味が強かった。紅茶っぽい味だけど、シナモンシナモンし過ぎている。甘すぎることはないので全然美味しいんだけどね。

 

パンの方はしっとりした甘さがちょうど良かった。これは当たり。名前を覚えていないのが悔やまれる。

 

薄暗いカフェから陽の光刺す旧中川を眺めながら過ぎる時間はなかなかに心地よかった。雰囲気も相まってなんかよくわからんけど美味しいってのが強くなってた気がする。

これで桜が咲いていれば完璧だったのだけど……まぁそれは悔やんでも仕方ない。咲いてるとそれはそれで人多くて大変だったかもだしね。

水路の地域史【江東区中川船番所資料館】

旧中川を川沿いに歩いていると、ある施設を発見した。特に目的もなく散歩していて見つけた、江東区中川船番所資料館と名前が書かれたいう3階建ての建造物。

僕はこういうの施設が大好物である。よく知らん地域の歴史を覗き見る感覚が好きなのだ。入場料は200円。安い。

 

3階、2階の順で回っていくらしい。受付のすぐ後ろのエレベーターでまずは3階へ。

 

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エレベーターが開いて最初に目に入ったのは酒樽を詰んだ小舟?どうやら旧中川は昔から東京の水運の要となっていたらしい。江戸時代には特に重宝されたとか……そんなことが壁の説明書きに書かれてた。


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関所の再現。結構細かくて、地面が普通に土である。薄暗い照明もあわさってなんだか厳かな雰囲気ある。なんか時代劇でありそう。「ここを通りたくば金を置いてゆけ」って感じなのかな?


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これはヤマメの釣竿。もうなんか極めすぎて芸術品の域に達している。これを作れる職人はもうこの世には居ないらしい。江戸時代から作られているそう……すごい。

にしても関所から釣りって……なかなか関連性ないぞ?いや、地域の風土としてはアリなのか?温度差がすごいけど……

 

順番に進んで行くと江戸時代から近世に流れていく形式。よくある時系列展示である。くずし字で書かれているので読めないものが多いのだけど……


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これは辛うじて読めた。渡船の運賃表らしい。縦軸と横軸に場所が書いてあって、その交差点に金額が書いてある方式だ。最近はあまり見なくなった料金表の形式だね。


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時系列展示を抜けると旧中川を一望できる展望台。川辺りのさっきまでいたカフェやチューリップがよく見える。

3階を見終わり、次は2階へ。2階もどうやら時系列順っぽいけど、エレベーターが開いて眼前に現れたのは昭和だった。


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白黒テレビ、ちゃぶ台、黒電話……半世紀前の日常。半世紀でここまで変わってしまうのだから、ジェネレーションギャップがあるのもうなずける。にしても白黒テレビが動いているのは、古めかしい古代の遺物のハズなのに、かえって新鮮味がある。

そう、僕が生を受けた頃には既に日常にはなかった異物。前提がないからこそ、新しく見えるのだろう。

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そこから暫くは昭和の展示が続く。一緒に来た友達は、そこにあるいくつかの機械に覚えがあるらしくて、そのエピソードを話してくれた。僕はあまりに馴染みがなくて聞き手に回るしか無かった。でもそんな友人の話ひとつで、展示されている昭和の生活は今と地続きなんだと感じられた。

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展示を見終わって最後。資料館を出る時に見つけたダイヤル式の電話。電話をかける体験が出来るそう。こうして昔の日常は非日常になるんだな、なんて考えさせられるおまけだった。

 

200円でこれだけ見れるなら、充分に元が取れる施設だと思う。こういうのがあるから目的もなく遊びに行くのがやめられないんだよね。

ふるさと納税の米が届いた!

もう去年の11月のことである。

ふるさと納税でお米を注文していた。なんと12キロ。いっぱいである。

注文してから届くまでしばらくかかりますとのことだったので、「まぁいつか来るだろー」くらいの気持ちで構えていたのが、もう三か月以上前。

そのおかげですっかり忘れていて、配達でクソデカ荷物を受け取るときに全く覚えがなかった。え?なんか頼んだっけ?記憶にないんですけど……?って感じ。

 

受け取って段ボールを開いてみてようやく思い出す。あーふるさと納税ね。「さがびより」頼んでたわ!!

 

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わぁい!!お米がいっぱい!!!

12キロって一人暮らしで使うと考えると結構かかるよ!!5キロでも2か月くらいは持つからね。これが実質ただで手に入ると思うとかなりアドである。米って運ぶのも大変だしね。これがおうちに届くのは素晴らしく良い。忘れてたけど……

 

「さがびより」ってのも個人的にポイント高い。これは佐賀のお米でしてね?吉野ケ里市の返礼品なんですよ。んで、僕地元は佐賀よりの福岡なんだけどさぁ、スーパーでこの「さがびより」がめちゃくちゃ売ってたんだよね。特売とかもよくやっていたから、母上が買ってくる米がこれだったんだよ。

おかげで懐かしい味なんだよ……え?米の味の違いなんか判らないだろ……って?いやいや、意外とわかるもんだよ?まぁ食べてみればわかるだろ。

 

ということで早速開封して、お米炊いてみる。

 

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炊きたてご飯&豚キムチ。肉焼いてキムチぶち込むだけで美味しいから最近作りがち。では、いただきます!

おおっ……これは……!

 

…………米だ。普通に美味しい米だ。特に変哲もない、ただただ美味しいお米だ。

まぁ、そりゃそうである。何も特別な米では無い。実家でいつものように食べていた米なのだ。それが特別美味いわけが無いのだ。

う……ん……というか正直違いがわからん。前言撤回よろしくお願いします。米の違いなんてよく分からんや。ちゃんと美味しいということだけで、近所のスーパーで買った米とそんなに変わんないや。

 

までもこういうのは雰囲気なのよ、雰囲気。ふるさと納税のおかげでふるさとの味(雰囲気)が感じられたのが大事ってこと。

それにかなりの節約になるしね。ふるさと納税で地元の米、おすすめの使い道です。

 

桜咲く前の旧中川探索

先日、僕はカメラを購入した。SONYのフルサイズのやつで、初めてのボーナスをフルでぶち込んだやつだ。

これを使いたくて仕方ない!そんな心持の僕はいろんな遊び行くたびにカメラ持って行っていたのだけど、細かいことはよくわからずに全部AUTOで写真を撮っていた。

 

しかし、それだけだとなんか上手くいかない。僕の惚れた背景のボケ感が出ない。ネットの友人にそれを話すと、「ISO感度やらF値を……」といろいろアドバイスをくれたのだけど、僕の知識があんまりにもないおかげでどれもしっくりこない。

――ということで、僕がカメラを買うきっかけになった会社の同僚に「写真撮りたいから一緒に遊ばない?」と声をかけた。快くOKしてもらい、時期的に桜が善い時期ということで、桜で有名な場所に行ってみることに。

 

そこでやってきたのは江東区の「旧中川」という河川敷。川津桜とソメイヨシノが有名な場所らしい。時期は3月末。ちょうどいきなりあったかくなってきたころだ。

 

特に溜める意味もないので最初にはっきり言うと、まだ桜咲いてなかった

んなぁ、残念。までもここまで来たのでカメラの練習がてら、様々な景色をレンズに収めることにする。

 

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まずはスカイスリーの見える河川敷を一枚。

良く晴れた午後。まだ春を告げない水草に、のどかに暖かさを運ぶ風。東京のせかせかしていない部分を抜き取ったような感じ。

 

 

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鳥さん。撮った時は気づかなかったけど対岸のあれ??わかんないけど鳥がいろいろ居て、中々良い散歩コースだ。桜がまだ最低なせいか人も少ない。

旧中川は荒川から分岐した水路のような場所らしい……分岐点のちょい先から河口の方に向かって川岸の道を歩く。

 

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河川内に立っている支柱の1つ1つに鳥さんがおった。

なんか幅を利かせている感じ?人より全然多いよね。

 

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しばらく下ると、もうすぐ咲きそうな蕾を発見。うーん、数日早かったかな?来週ならちょうど満開くらいだろうか?

 

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これが桜満開だったら多少映える感じだったかもしれない……なんか東京の春って感じがしない?ちなみに河川敷を歩いているとBBQをしている人たちも散見された。自分も地元にいたときはよくBBQ誘われたな……この時期。懐かしい。

 

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河川敷のおわりが近くなってきたときに見つけた菜の花。

菜の花を間近で見るのって多分小学生ぶりくらい。こんなんだったっけ?ってなった。

菜の花の合間を縫って紫の花をつけるホトケノザの控えめな姿が、なんだかお淑やかさを象徴するようで。桜は撮れなかったけど、良い花の写真が撮れた気がする。

 

菜の花畑の奥の丘で、制服女子とその写真を撮るおじさんがいた。

なんか特異な人の営みって感じがして、自然のノスタルジーと異質な人間の欲が混ざるような……奇異で整った光景が印象に残っている。その二人はカメラに収めると怒られそうなので撮っていない。

 


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小松川閘門

荒川と旧中川の間にある門で、昔は使われていたらしい。

小学生の時、インドネシアで見た寺院を思い出すようなデザインと古臭さ。個人的に手前の柱の上に草が生い茂っているのが好きポイント。

ちなみにこの辺りで一緒に来た友達にF値やらピントの合わせ方を教えてもらった。おかげでこの時の僕はめちゃくちゃ楽しみながら写真を撮っていた。うん、めちゃ楽しかった。


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門の近くから見える荒川川の景色。比較してみると、旧中川と比べて荒川でけぇ!そんな雄大さがこの写真から漂っているとよいのだけど……

 

謎オブジェ

FFの敵に居そうな謎生物。なんか気色悪い……でも不思議な魅力のあるオブジェだ。



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――と、ここで咲いているを発見!!!

背景をうまくボケさせて撮りたくて苦戦。その時にはいい感じに撮れていた気がしたけど、改めて見てみるとなんか違うな……前面に出ている二輪にだけピント当たってほしかったのに、その後ろにも少しついてしまっている。

 

僕のカメラで友達が撮った写真

ちょっと友達に貸して撮ってもらった写真。
――そう!この違和感なくかかっていくようなボケ感が欲しいの!!!この感じの写真が撮りたい!!

友人が同じカメラで撮れているということは、単純に僕の実力不足である。うーむ、いろいろ教えてもらったし、これを生かして写真撮りまくりたいな。


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本日最後の写真。いい感じの水路に夕焼け。前の青い支柱が邪魔である。この奥行き感が好き。

ちなみに一緒に来た友人は左右のビルをしっかり映して奥行きを記録していた。同じ景色でも人によって切り取り方が違う。これがその時の僕にはたまらなく面白かった。

 

1日散歩したのだけど、下手に遊園地行くより満足度高かった。めちゃ楽しかったよ!!とりあえずカメラ持って出かけたい。カメラ一つあると、どこでも遊び場に変わる感覚。今はそれにただ身を任せたい気分。

 

そんな気分を次回に託して、日が暮れる前に帰路につく。桜咲く前でも十分楽しかったです。

 

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大倉山の自宅カフェ【ルーフ 大倉山】

先週大倉山にスペイン料理を食べに来たんだけど、その時にGoogleMapを見ていてちょっと良さげだな……と思えるカフェを見つけていた。その日は定休日だったので行けなかったのだけど、そこにせっかくだから行ってみよう!ということで家を出た。

 

そのカフェは大倉山の駅からちょっと住宅街に迷い込んだところにあるらしい。老夫婦が経営している自宅を改装したカフェとのこと。名前は「ルーフ 大倉山

線路に沿って進んだ先の高台にあるはずなのだけど、お店を見つけられない……どこなんだろうと探していると、マジで普通の家にそれらしい看板を発見。

 

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なんか一応お店の予定表とか出てるのでここで合ってるのかな?マジで民家にしか見えないので間違っていたら不法侵入になってしまうが……恐る恐る入ってみると、庭先には明らかにお客さん。良かった~ここで間違いなさそうだ。

キョロキョロしていると奥の方から物腰柔らかな老婆が。

 

「今混んでて、少し待っていただくことになってしまうのだけど大丈夫ですか?」

 

ここまで来て帰る選択肢はないので少し待つことに。すると住宅の窓際に通される。

マジで一軒家をリフォームしたのであろう内装は、家族団らんで落ち着いた昼下がりを連想させる。メダカの水槽にレースのカーテン。暖かい家庭の暮らしをそのまま切り抜いたかのような雰囲気。

 

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庭の方はこんな感じ。雑多にならんだ植物が、無意識の統一感を演出している。なんというか……絵本に出てくる老人の家、という感じ。どことなくノスタルジーを想起させる。おじいちゃんになったらこういう庭のある家に住みたいと思わせてくれる。

この反対側はテラス席になっており、高台から大倉山の景色を一望できる。

 

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内装はこんな感じ。他のお客さんもいるのですべては映せないが、雑貨も売っていて本が飾られていたりする。本を開いてみると一番後ろにシレっと値段の紙が挟まっている。これも売り物扱いなのだろうか?

 

東京カフェ特集の雑誌を手に取り、パラパラめくりながらコーヒーを待つ。雑誌にはこのカフェのことも載っていた。どうやら老夫婦が退職後のセカンドライフとして始めたカフェらしい。余生を謳歌しまくってるね。

 

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頼んだのはコーヒーとシフォンケーキ。個人的にちょっと驚いたのはガラスのストロー。初めて見たかも。コースターも星型でなんかオシャレ。

シフォンケーキは黒糖のもので控えめな甘さが心地いい。ついてくるバニラアイスを載せて食べるとなお良し。

コーヒーもコクと香りが気分を落ち着かせてくれる。春の暖かい日差しを受けるよく晴れた昼下がり……贅沢で丁寧。

のんびりを雑誌を読み進め、ゆっくりと過ぎる時間を味わう。うん、充実したいい時間。

 

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最後に帰るとき、テラスからの景色をパシャリ。これは大倉山に来たら一度は来る価値あり。でも、人が多いとそれはそれで僕が困るな……おススメだけどあんまり行ってほしくない……そんな魅力あふれる自宅カフェでした。

 

黄金の塩鶏そば【麺屋 ゆるり。】

ある休日。ちょっと大倉山に気になるカフェがあったので、そのついでにお昼を食べることにした。

僕が1人でお昼を食べると言ったら迷うことなくラーメン確定なのだけど……大倉山のラーメン屋さんは何度が来ているおかげでだいたい回りきってしまったんだよな。となるとラーメン2周目である。

選択肢は大きく3つ。shigetomiゆるり。摩天楼

どこもちゃんと美味しいラーメン屋さんである。あと豚骨と家系のお店があったけど、今回はその気分じゃないかな。パスで。

shigetomiは調べたらもう営業時間終わってた。残念。となると残るふたつか。味噌か塩だね……うーん、どっちも捨て難いけど摩天楼はこの間行ったばかりだし……よし、決めた!

 

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ということでやってきたのは「濃厚鶏そば 麺屋 ゆるり。」前来た時は鶏白湯を食べた。

イメージとしては濃厚なのにヘルシーな万人受けしそうなラーメン。あと肉団子が美味しかった。

座席数が少なかった記憶があるので、ちゃんと座れるか心配だったけど、ちょうど自分の来たタイミングで客が入れ替わった。ラッキー。

 

ちなみに今回食べるのは決まっている。

黄金の塩鶏そば

前来た時にその名前を見て気になっていたラーメンだ。迷わずこれのフルトッピングを注文。

 

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こちらがその「黄金の塩鶏そば」その名の通りにスープが黄金色に透き通っている。

鶏と豚、2種類のチャーシューと前回感動した肉団子。期待通り!!

 

ワクワクしながら両手を合わせる。では、いただきます。まずはスープから一口。

透き通ったスープには臭みが全くなく、シンプルな旨みだけが厳選されている。

ーーこれは、圧倒的鶏の旨み。思い出すのは水炊き(福岡の郷土料理)の最初に飲む、鶏を煮出しただけのスープ。あれは白濁だが、この透き通ったスープはそこから灰汁となりうるものを限界まで漉したかのよう。

毎度このシンプル鶏だしスープを飲むと思うんだけど、これが美味しくないわけないんだわ。美味いのは当然なんだわ。

 

そして細麺。やはりよく分かっている。鶏出汁がよく効く細麺。うん、これは誰がなんと言おうと正解だと思うわ。

そして肉団子。相変わらずうめーのよ。ワンチャンこれ食べに来る人いるんじゃないかなぁ?しっとりした豚鳥チャーシューとはまた違ったバラエティを丼に提供してくれる。

 

スープまでしっかり飲みほしてご馳走様。さすが相変わらず美味しいね。先日川口の方で鶏白湯を食べたばかりなんだけど、同じ鶏を使っているのにその味わいは全然別物。これだからラーメンは面白い。

これから鶏白湯はもう少し開拓していきたいね。……いや、今回のは鶏出汁であって鶏白湯では無いのか……?うーん、よくわかんなくなってきたな。

 

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